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江別の観光名所ノハナショウブの里が満開に【北海道江別市】

ノハナショウブとは

ノハナショウブは、アヤメ科アヤメ属の多年草です。中国、朝鮮半島、日本(北海道、本州、四国、九州)に分布しています。ハナショウブの原種です。水辺や湿地など、湿地帯で見られます。

ノハナショウブの里

ノハナショウブの里は、ノハナショウブ保存会が管理運営を行っています。ノハナショウブを保護・再生し、観光名所として保存しています。

江別のノハナショウブ群生地の経緯



パンフレットより

 

4,000年前、石狩平野は、60,000ha(釧路湿原は27,600ha)の広大な湿地帯でした。石狩川、千歳川、豊平川、夕張川など数多くの河川が集中し、平野をゆっくり流れる川は大きく蛇行を繰り返していました。その周辺には無数の三日月湖や湖沼を作り、周りは深さ数メートルもある泥炭地(植物が水中で腐らず堆積した土地)となっていました。渡り鳥で有名な宮島沼(美唄市)もこの時期に出来たものです。
北海道入植後は泥炭地の耕作地化や埋め立てにより水位が低下、湿地帯の乾燥化で至る所で咲き誇っていたと思われるノハナショウブが人の目に触れる事がなくなりました。
現在でも保護なしに自生している場所(越後沼周辺、毎年刈り取られているがそれでも毎年花を咲かせる)もわずかに残っていますが、今後、時間とともに「石狩湿原」の名残を残す場所は消滅していくことでしょう。
ノハナショウブは現在でも石狩平野の耕作地内の水路周辺には広範囲に散在し、石狩大湿地帯の名残として存在していますが、これだけ大規模に見られる所は他には有りません。
このノハナショウブの群生地は近隣住民の皆さんが長年にわたり保護・再生してきた貴重な場所です。毎年6月下旬から7月中旬まで一面に咲き誇り多くの見学者で賑わい、江別の新しい観光地として各社で報道されています。
ノハナショウブ保存会は近隣住民の皆さんと会員が一体となって群生地を守っています。

ノハナショウブが満開









ノハナショウブの里公式Facebookページより、本日ノハナショウブが満開を迎えていると発表されました。江別のノハナショウブ群生地は6月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。





キタキツネにも遭遇しました。

江別市都市景観賞を受賞

ノハナショウブの里は、平成25年度の第17回に特別部門で受賞されています。

江別市都市景観賞については江別市公式ウェブサイトより

江別市の美しい都市景観を創り出している建物や美しい都市景観の向上・維持に努めている活動などを市民の皆さんから推薦していただき、地域のシンボル的な建物、デザインや色彩的に優れた建物や商店の装飾、モニュメント、庭園などのほか、地域の花いっぱい運動など、特に景観の向上に貢献しているものを表彰する制度です。

 

ノハナショウブの里住所とアクセス地図

住所:江別市東野幌935-5

 

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