旧岡田倉庫(アートスペース外輪船)が移築保存
7月14日付けの北海道新聞朝刊によると、札幌開発建設部による石狩川と千歳川堤防拡張事業により、江別市が所有する江別市指定文化財の旧岡田倉庫が、移築保存されることが発表されました。
江別「旧岡田倉庫」移築、保存へ 千歳川の堤防整備 まちづくりの核に:北海道新聞 どうしん電子版 https://t.co/Rbc4zuYtxj
— 北海道新聞 (@doshinweb) July 14, 2020
旧岡田倉庫(アートスペース外輪船)とは
岡田商店の倉庫として、1897(明治30)年に建造され、当時は雑穀類を保管していました。
1999(平成11)年、江別市へ寄贈し、イベントやギャラリースペースとして使用されています。
中には、岡田氏が使っていた大きい金庫があり、民間の金庫を銀行(たくぎん)に貸していました。
入り口には電話48番の札が掲げられています。1888(明治21)年に江別市で電話番号が最初に付けられましたが、岡田家は48番を使用していました。ちなみに、1番は日本通運、2番は江別千歳座、3番は江別村役場だったそうです。
1番は日本通運であることから、流通が江別の中心であったことが、当時の江別の力関係が見えてきます。
映画「天国の本屋~恋火」のロケ地
2004年に公開された映画「天国の本屋~恋火」では、旧岡田倉庫がロケ地となっています。
旧岡田倉庫(アートスペース外輪)住所とアクセス地図
住所:江別市2条1丁目