江別市内の小中学校で、2026年度から給食費が約14%引き上げへ。食材費の高騰が続く中、市の補助が得られない場合は最大25%の負担増となる可能性も。値上げの背景と今後の見通しを詳しく解説します。
江別市の給食費2026年度から値上げへ
江別市内の小中学校で提供されている給食費が、2026年度から約14%引き上げられることが決まりました。食材費の高騰が続いており、値上げは2年ぶりとなります。
これまで市学校給食会や管理栄養士が、安価な食材を選ぶなどの工夫でコストを抑えてきましたが、努力にも限界が訪れた形です。市の補助金が確保できない場合、保護者の負担が最大で25%増える可能性もあるとしています。
小中学校の給食費、来春から新料金に
10月30日に開かれた江別市教育委員会の定例会で報告された内容によると、給食費は学年ごとに次のように引き上げられます。
- 小学1・2年生:月額5072円 → 5776円(13.9%増)
- 小学3〜6年生・中学生:月額6160円 → 7024円(14.0%増)
今回の値上げは、10月15日に開催された市学校給食会の理事会で正式に決定されました。消費者物価指数(CPI)の上昇を踏まえ、「やむを得ない判断」としています。
市の補助がなければ25%増の可能性も
現在は、市の補助金により実際の保護者負担額が次のように抑えられています。
- 小学1・2年生:月額4624円
- 中学生:月額5616円
しかし、2026年度に向けて市の補助金が確保できなかった場合、各学年ともおよそ25%前後の負担増となる見込みです。
市は国の新たな財源確保を模索しており、補助の継続に向けて協議を進めています。
栄養士の工夫も限界に 「おいしく栄養ある給食を守る」
これまで江別市では、保護者の負担を抑えるためにさまざまな工夫を重ねてきました。
食材を安価なものに変更するなど、管理栄養士が献立作成の中で努力を続けてきました。
豚肉を鶏肉に変えるなどの工夫で原材料費を抑えてきましたが、物価高の波には抗えませんでした。
市学校給食会は、「値上げは非常に心苦しいが、子どもたちにおいしくて栄養のある給食を届けるための決断」としています。国が進めている「小学校給食の無償化」議論にも注目しながら、今後の給食費の在り方を検討していく方針です。
まとめ
江別市では、食材費の上昇を受けて2026年度から給食費の値上げが実施されます。
市の補助金の確保状況によっては、家庭の負担がさらに増える可能性もあります。
給食を通じて子どもたちの健やかな成長を支えるため、今後の市や国の動向が注目されます。