北海道南幌町が日本人増加率で3年連続全国トップ5に!札幌圏でも格安な土地価格と子育て支援が魅力。人口減少が続く北海道で注目される移住先の実情を詳しく解説します。
目次
南幌町人口急増!
北海道空知管内・南幌町が、総務省の2025年人口動態調査で、日本人増加率“全国5位”にランクイン!
しかもこの成績、なんと3年連続トップ5入りという快挙です。
駅もなく、札幌から30km以上離れた町で、なぜこんなに人が集まっているのか?
その秘密は「格安の土地」と「子育て世帯にやさしい移住支援」にありました。
「札幌の1/10以下で土地が買える」理容店を開業した桜さんの例
江別市から南幌町に移住し、今年5月に理容店をオープンした桜さん(35歳)は、「江別では土地代だけで2000万円以上だったが、南幌では約200万円で購入できた」と話します。
桜さん一家は、南幌ニュータウンみどり野に店舗兼住宅を新築。
子育て中の家庭にとって、広い土地と自然環境は魅力的だったといいます。
「ニュータウンみどり野」が再注目される理由
1974年に札幌のベッドタウンとして開発された「みどり野」は、長らく売れ残りが続いていました。
ですが、2016年から販売価格を半額にし、現在は1区画(約90坪)で平均200万円。
札幌の同等規模では3400万円、江別市でも約1300万円。
南幌の圧倒的なコスパが、多くの移住者を惹きつけています。
「土地が実質タダ」になる!?子育て世帯向けの住宅助成制度
南幌町は、2016年から子育て世帯を対象に、住宅の新築に最大200万円の補助金を支給。
この制度を活用すれば、なんと土地代が“実質タダ”になることも。
助成制度を利用した移住件数は、累計477件に達しました。
なお、制度は2027年3月までの予定で、延長は未定とのこと。
現在、ニュータウン内の空き区画は残り163区画のみ。
興味のある方は早めのチェックを!
北海道全体では日本人500万人を割り込む中、南幌・東川だけが増加
同じ調査で、北海道全体の日本人人口はついに500万人を下回り、497万9204人に。
179市町村中、日本人の人口が増加したのは南幌町と上川管内の東川町の2町だけ。
その他の多くの市町村では、出生数より死亡数が上回る“自然減”と、転出が転入を上回る“社会減”のダブルパンチにより人口が減少しています。
特に減少が目立つのは旭川市(4591人減)、札幌市(4048人減)、函館市(3991人減)など。
外国人住民の増加で人口維持する町も
人口減少が進む中、外国人住民の増加で総人口を維持している自治体もあります。
たとえば倶知安町では、前年比833人の外国人増で全国の町村最多。
ニセコ町、蘭越町、赤井川村など、観光業が盛んな地域では外国人労働者の存在が地域の支えとなっています。
地域が生き残る鍵は「定住と共生」
北海道総合研究調査会の五十嵐理事長は、「単なる移住支援ではなく、若者が家庭を築ける環境や、外国人を地域の一員として迎え入れる姿勢が必要」と指摘。
人口減少のなかで、南幌町のような成功例がある一方、多くの自治体はこれからが正念場です。
参照記事:
北海道新聞2025年8月6日(水)「南幌の人口急増 日本人増加率3年連続で全国トップ5 「実質タダ」の土地に脚光」
北海道新聞2025年8月6日(水)「止まらぬ日本人減、北海道内500万人割れ 人口動態調査 増加は南幌・東川のみ」